RailsDevCon 2010 ― 2010/11/20
行ってきた。
開会挨拶
趣旨説明など。
- Rails Conf の日本版があっても良いんじゃないか
- Ruby会議が来年での終息を(とりあえずは)宣言しているのでその後継の一つに
その意気やよし。協力できることがあれば微力ながらと思わないでもないけど、 スーツな人たちとの距離感をどう考えているのかが、ちょっと不安。
渡米して感じたこと
- アメリカでプログラマをやるならCSの学位は必須
- Railsエンジニアのボリューム価格帯は $1万~1.5万/月
- 英語の勉強にはあまりならない
学歴ロンダリング必須かあ。大学院の学費x5年分とか結構しんどい。
Rails情報源の歩き方
後日 @ITの記事になるらしいので、子細はそちらで。
とあるソーシャルアプリの開発運用
一番興味深かったセッション。
- 大手SNSのアプリ開発はスケールとの戦い
- リリース間隔は短かく。でないと、ユーザに飽きられる
- 各種ライブラリの紹介
Railsプロジェクトを成功させるために現場ができること
Railsに限った話ではなく、一般的な受託開発においてユーザ(発注者)の満足を 勝ち取るためにエンジニアが心掛けるべきこと。
基本重要。
現実の世界で "はじめる!Cucumber"
- ユーザと対話するための資料
- 明日の(昨日の)自分たちと対話するための資料
- 無謬性は求めず適当にそれっぽいところから始める
- Cucumberがどうこうユーザに語ったりしない
まあ、エンジニア相手でもなければ技術を熱く語るのは上策ではないよね。
Rails Add-onsで楽々開発
- plug-in や 外部webサービスを有効に利用しよう
- Herokuはちょっと外れた使い方をするとえらく高くつく
確かHerokuのバックエンドってEC2じゃなかったっけ?
初めてがRuby
- 我々は次の世代の若者たちにRubyを授ける義務を負っている
という提言自体はある種同意はできるけど、このセッションの構成はいただけない。
興味がない会社の新人研修のしくみの紹介に随分と時間が割かれて、なおかつその時間を捻出するために これ以前のセッションのスケジュールに巻きを入れられていたのも印象を悪くした一因だし、 また僕が「プログラミングの講習」というもの自体を信用していないので、 失礼だけれども吉田氏のような方にはある種のうさん臭さを感じてしまうというのはあるのだろうけれども。
根本的に「パネルディスカッション」を題したセッションに当たりは無いという無責任な法則をでっちあげることにする。
Oracleの中の人
- 本日の参加者で今月のOracleのオフィシャルイベントに参加した人は挙手 → 皆無
- この断絶をなんとかしたい
その懸念は理解できる。 MySQLはありがたく使ってます。コンゴトモヨロシク
総括
「こういうカンファレンスをやりたい」という決起集会のような感じで、手作り感溢れるイベントだった。
ただ、各セッションに質疑応答の時間が設けられていないのは如何なものかと思う。
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