redmine 導入 ― 2010/04/14
背景
いろいろ必要に迫られて、issue tracking system の導入自体は確定させたものの、
issue tracking system ? なにそれ? それっておいしい?
みたいな環境に放り込むので、事例が多くて「ググれカス」ぐらいの説明で導入できるものが良い。 というぐらいの理由で選択した trac の運用が四半期を越えたぐらい。
ITSの意義は概ね理解、賛同いただけたところではあるのだけれど、いくつかの要望に対応するのに trac ではしんどいところが出てきたので、引越し先の選定を開始しました。
その一つが redmine
redmine
今更説明の必要もないぐらい名前の売れたRoRアプリの一つ。
現在の最新安定板は 0.9.3
tar玉を解凍して中身を眺めた感じでは、清々しいぐらいに普通のRailsアプリです。ありがとうございました。 これなら、結構好きにカスタマイズできそうです。
対応のRailsのバージョンは2.3.5
config/database.yml を編集。 そして
$ rake db:create RAILS_ENV=production $ rake db:migrate RAILS_ENV=production rake aborted! A key is required to write a cookie containing the session data. Use config.action_controller.session = { :key => "_myapp_session", :secret => "some secret phrase" } in config/environment.rb
あれ?(^^;
. . .
ふむ。通常のRailsではプロジェクトの作成時に自動的に生成される ActionController::Base.session のsession生成用の鍵を明示的に生成してあげないといけないようです。 まあ、あちこちのredmineが同じ鍵で動いていたら大変な事になるので、合理的な判断ですね。
$ rake config/initializers/session_store.rb $ cat config/initializers/session_store.rb ActionController::Base.session = { :session_key => '_redmine_session', :secret => '(略)' } $ rake db:migrate RAILS_ENV=production
今度は上手くいきました。
あと、必須ではないけれど、DBにデフォルトデータを流しておくと良いことがあるらしいです。
$rake redmine:load_default_data RAILS_ENV=production Select language: bg, bs, ca, cs, da, de, el, en, es, fi, fr, gl, he, hr, hu, id, it, ja, ko, lt, nl, no, pl, pt, pt-BR, ro, ru, sk, sl, sr, sv, th, tr, uk, vi, zh, zh-TW [en]
使用する言語を訊かれるので ja(日本語)で。
==================================== Default configuration data loaded.
完了。
あと、メールを使用するつもりがあるなら、email.yml を編集しておくと良いらしいです。
このemail.yml には ActionMailerの設定項目では見掛けないキーワードがあったりするけど、メール周りは独自実装なのかしら? あとで、ソースを確認しよう。
で、今回は(も) passenger を利用するので、apacheの公開ディレクトリから、プロジェクトのpublicにsynlinkを張って、
# ln -s /var/www/readmine/public /var/www/html/redmine
適当な apache の設定ファイルに
RailsBaseURI /redmine
を書いたら終了。
# /etc/init.d/httpd reload
apacheに設定ファイルを再読み込みさせれば、redmineの画面が確認できるようになります。
passenger良いね。
設定画面を触っていたら、ImageMagickの連携機能があるようだったので、 Rmagick もインストールしておく。
rvm gem install rmagick --version 1.15.17
バージョン指定をしてるのは、ImageMagickを入れなおすのがめんどいから。 以前話題にした、バージョン指定でのネイティブビルドがコケる件は RubyGems の 1.3 ぐらいで直っています。
で、
touch tmp/restart.txt
passenger 良い。
とりあえず、今日は導入まで。
感想はまた後日。
OpenID
設定画面に「OpenIDで認証する」という設定項目が、が、が……。
これは、Shibbolethにも対応しないといかんだろと思って、プラグインを用意しかけたところで、試しにぐぐると、そのものずばりの話題がありました……。
これって、本家に pull request はしてないのかな?
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://dragonstar.asablo.jp/blog/2010/04/14/5017423/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。